季節外れの桜開花相次ぐ

京急川崎、JR川崎、川崎区本町地区にお住まいの皆さん!
こんにちわ!

10月9日頃から、天気予報で「春に咲くはずの桜(ソメイヨシノ)が今頃咲いている」という目撃情報が届き始めました!?
調査の結果、ソメイヨシノが「咲いている」という報告は354件あり、関東南部・東海・近畿エリアを中心に目立っている。
また沿岸部に限らず内陸でも咲いている所があるようです。

「日本花の会樹木医」によると、各地のソメイヨシノが今開花したのは、台風24号などによる「塩害」が大きく関係しているというのです!!

■塩害や強風による落葉が原因

春に咲く桜は本来、芽は通常7~8月に作られます。
この時期は気温も高いので花が咲いてもいいのですが、咲く事ができません。
それは芽の付け根についている葉から、植物ホルモンである『アブシシン酸』が芽に送り込まれていて、動き出すのを止めていると言われています。
アブシシン酸は、植物の成長を抑制する機能があります。
葉が着いているうちは葉から送り込まれるアブシシン酸によって気温が高くても花が咲く事ができません。
ところが、今年は台風21号や24号による強風や塩害で葉が落ちてしまった為、芽を止めていたアブシシン酸が送り込まれなくなってしまいました。
その後も、20℃を超える高い気温の日があった為、咲き出してしまったのではないかと思われます。

■来春の桜はどうなる?

来春の開花についての影響については、この秋に花が咲いた分、花の数は少なくなるとの事。
(見た目には分からないくらいのようですが・・)
それよりも大きい枝が折れたり、根元から倒れたりしたものもありますので、その方が花見景観に影響があると思います。
大きい枝が折れたものは、適切な処置をしないと、折れたところから腐朽し始めます。
これはサクラの樹勢衰退につながり、数年後には酷い状態になることも考えられます。

台風21号、24号の爪痕は、こんな所にまで深く残されていたんですね・・・。

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