天皇陛下生前退位&新元号
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こんにちわ!
今日は天皇陛下生前退位&新元号のお話。
【天皇陛下生前退位】
2016年8月8日、天皇陛下は私たちに向けて「おことば」を表明されました。
それを受けて議論の焦点になったのは、退位を一代限りにするか、恒久的な制度にするかという問題です。
退位を一代限りで認める場合は、「特例法」の制定で対応する事になり、現在の法律で対応できないような新しい状況や緊急事態が生じた時に、特別につくる法律の事です。
一方、恒久的な制度にするのであれば、皇室典範を改正しなければなりません。
国会が議論をし、その結果今の天皇陛下だけに限って生前退位を認める「特例法」とする事に合意したという事になります。
【新元号】
来年2019年5月1日から新しい元号になります。
そもそも元号とは、紀元前115年頃、漢の武帝の時代に中国で始まった年の数え方が、朝鮮半島を経て、日本まで伝えられました。
日本の元号で使っている言葉は、中国の古典に由来し、「易経(えききょう)」(古代中国の書で、占いの理論と方法が書かれている)等の一節にちなんでいます。
『明治』・・・「明に嚮(むか)ひて治む」(政治が明るい方向に治まる)
『大正』・・・「大いに亨(とほ)りて以て正しきは、天の道なり」(民の意見を聞き入れ、政治が正しく行われる)
「昭和」・・・「百姓昭明(ひゃくせいしょうめい)にして、萬邦(ばんぽう)を協和(きょうわ)す」
(世界の人々がみな平和に暮らせますように)
『平成』・・・「内平かに外成る」、「地平かに天成る」の2つが由来。国内も世界も平和になるようにという事です。
明治以前は、1人の天皇で何度も元号を変える事がありましたが、明治になって、天皇1代で元号は1つ使用するという「一世一元の制」が定められました。
元号法の制定基準が以下。
①国民の理想としてふさわしい、よい意味を持つものである事。
②漢字二字である事。
③書きやすい事。
④読みやすい事。
⑤これまでの元号や諡(おくりな)として用いられたものでない事。
(これまでの元号と同じ言葉ではいけないとあるが、これは中国で使われた元号も含まれる。
また「諡」は、天皇や皇后などが崩御したあとに贈られる称号の事。)
⑥俗用されているものではない事。
「M・T・S・H」以外の頭文字
6つの基準に加えて、ルールにはなっていませんが、もう1つ大事な基準が、アルファベットにしたときに、明治以降の元号とは頭文字が同じにならないようにする事です。
お役所の書類などで、この4つと同じになると紛らわしいので、次の元号は「M・T・S・H」以外になるのではないかと推測できるわけです。
私は『安室』がいいなぁと思います(笑)